AGA治療
病院やクリニックに通って受ける専門の治療です。
治療方法はいくつかありますが、最もポピュラーな治療が処方されたAGA治療薬を飲む治療です。
M字ハゲをはじめ、AGAの対策方法のなかで一番高い効果が期待できます。
AGA治療薬
AGA治療薬の効果
AGAの原因は男性ホルモン「テストステロン」と頭皮の「5-αリダクターゼ」という酵素が反応してつくられる「DHT(ジヒドロテストステロン)」という強力な男性ホルモンです。
作られた「DHT」が、頭髪の成長を阻害して、抜けるように働きかけてしまうのです。
治療薬の主成分「フィナステリド」には、5-αリダクターゼの働きを抑制する働きがあり、これによってDHTの生成を阻害し、結果としてAGAの進行をくい止めます。
AGA治療薬の種類
プロペシア
プロペシアはアメリカの製薬会社が開発した薬で、世界で一番有名なAGA治療薬です。
主成分はフィナステリドで、国内では2003年より病院やクリニックでのみ処方が開始されています。
フィンペシア
インドの大手製薬会社が開発したプロペシアの後発医薬品です。
特許が切れてから製造販売するジェネリックとは違い、特許がないインドならではのコピー商品です。
ほかにも、エフペシア、フィナロなどさまざまなコピー医薬品が販売されています。
ファイザー
日本発のプロペシアのジェネリック医薬品です。国内のクリニックで処方されています。
治療にかかる費用
クリニックで医師の対面診断を受けてから処方してもらうことになりますので、薬代の他にも診察代がかかります。
診察代金はおよそ3,000~5,000円程度。薬代はプロペシア一錠あたり200~250円程度になりますので、6,000~7,500円ほどかかります。
1ヶ月でしたら診察代金も含めて1万円から1万5千円程度となります。AGA治療は保険の適用外となるので費用もかさみます。
フィンペシアなどのコピー医薬品なら、毎月2,000円ほどまで費用を抑えることができますが、それ以上に健康被害の心配がありますので、必ず医師の処方の元で服用してくださいね。
治療期間
AGA治療は生涯治療です。
一時的にAGAの進行を止めているだけですので治療を止めたらまたM字ハゲが進行してしまいます。
AGAは完治することができないため、生涯続けていくものと考えなくてはいけません。
副作用
AGA治療薬の副作用には、勃起不全や精力減退があります。
個人差があり、プラセボもありますので、実際に副作用がおこることは極まれですが、近年は厚生労働省も注意を促すような肝機能障害などの重篤な副作用も心配されています。
他にも腹痛、頭痛、ほてり、めまいなどの報告例もありますので、服用して異変を感じたら自分で判断せずに医師に相談したほうがいいでしょう。