皮脂の過剰分泌
M字ハゲは先天的な薄毛「AGA」が原因なので、皮脂などは軽く考えてしまいがちです。
しかし、皮脂の過剰分泌に気を付けなければいけません。
それでは、皮脂の役割や、皮脂が過剰になるとどのように悪影響なのかを説明します。
脂漏性脱毛症
元々脂性の体質ではない人でも、生活習慣や食生活の乱れが原因で頭が皮脂でギトギトする脂漏性脱毛症になることがあります。
余分な皮脂が毛穴に詰まり、酸素不足や頭皮の栄養の供給を妨げてしまうため、髪が育つためには良い環境であるとは言えません。
脂漏性脱毛症は、日頃から脂っこいものを食べてばかりいる人、ジャンクフードばかり食べている人に多く見られます。
また、男性ホルモンには皮脂の分泌を盛んにする作用があるため、男性ホルモンが多いのも原因の一つとされています。男性ホルモンが関係するM字ハゲの最大の原因AGAになると頭が油っぽくなりがちなのはこのような理由があるのですね。
皮脂の役割
過剰に分泌されると上述したような脂漏性脱毛症にもなりかねませんが、実は皮脂は頭皮を守るために必要な物質でもあります。
皮脂には外的刺激から頭皮を守るバリアの働きがあるため、全部そぎ落とすような洗い方は逆効果です。
すべて落としてしまうと紫外線や乾燥などの影響をもろに受けてしまうため、抜け毛や薄毛の原因になりますし、無くなった皮脂を補充するために通常よりたくさんの皮脂の分泌が始まって結果的に皮脂過剰に陥ります。
良い頭皮環境というのは、皮脂が適度に残っている状態なのですね。
皮脂過剰分泌を防ぐために
まずはジャンクフードやファストフードの摂取をなるべく控えます。
油分の摂取は体にとって必要なのですが、油ものが多いと思ったら油をシャットダウンするような食生活に思い切って変えてみるといいでしょう。肉や揚げ物が大好きな人にはつらいかもしれませんが、M字ハゲを改善するために、一度皮脂の成分になる元を取るという心がけは大事です。
また、洗浄力が強いシャンプーを使っている人がいましたら、すぐにアミノ酸系の頭皮に優しいシャンプーに変更しましょう。髪の汚れはどのシャンプーでもすぐにキレイに落ちますので、アミノ酸系のシャンプーで適度に皮脂を落とす洗い方を身につけましょう。