M字ハゲの原因

先天的、後天的な要因がある

人には生まれつき備わった能力、素質がありますし、それとは別に努力で事を成し遂げる能力ももっています。それをそれぞれ先天的なもの後天的なものと呼んでいます。

わかりやすい例でいうと、陸上の短距離選手というのは持って生まれた素質が全てだとされています。いっぽうで長距離選手は素質とは関係なく努力で結果がついてきます。

M字ハゲは、残念ながら先天的な原因が大半を占めますので、治りにくいとされているのですね。

ただし、M字ハゲを食い止める方法はいくつかありますので、諦めずに対策を続けることが重要になります。

【先天的な原因】

男性の薄毛原因を占めるのが先天的な原因AGA(男性型脱毛症)です。

ハゲる原因=AGAと言い切っても過言ではないほど重大な原因で、色々な薄毛タイプの中でもM字ハゲは特にAGAがすべての原因を占めていると考えて間違いはないでしょう。

【AGA】

AGAは男性型脱毛症の総称です。

AGAになるとDHTと呼ばれる脱毛物質が作られて、その影響でM字ハゲが進行してしまいます。

遺伝子で決められているため、何もしなければ必ずと言って良いほど将来的に薄毛になってしまいます。

AGAは誰でも発症するリスクがあるのですが、AGAの影響をどのくらい受けるか、またDHTがどれくらい生成されるかの体質に個人差があるため、禿げる人と禿げない人に分かれる事になるのです。

この体質は遺伝によって決まっているのですが、自分が禿げるかどうかは実際にM字はゲが進行するまで分からないことが多いのです。

若いときにハゲる人もいれば最晩年までハゲない人もいますので、判断がとても難しいのですが、もしM字ハゲが進行した場合はAGAの影響を受けやすい遺伝子を持っている可能性が高いため一筋縄ではいかないのです。

また、M字やつむじ、生え際の中心のどこから進行するかも千差万別でそれが多くの人を悩ませているのです。

【遺伝】

父親とその子供の頭髪の生え際がっくりという親子が多いことからみても、頭髪については遺伝の力は大きいと言わざるをえないでしょう。 ただし、生え際が同じでも同じようなペースでハゲるということはありません。親が40代でハゲたから自分も40歳になったらハゲるというものではないのです。

もし、両親の薄毛遺伝子を受け継いだ場合は、親よりも若い年齢でM字ハゲの進行が始まり、親よりもひどい状態まで進行することも珍しくはありません。

【後天的な原因】

M字ハゲの原因はAGAですが、後天的な原因によって薄毛の進行が早まることもあります。

まず、M字ハゲになるということはAGAによるものであることは間違いありません。

ここに様々な後天的な原因が後押しすることにより、どこまで進行するか、それくらいの早さで進行するかが決まってしまうのです。

そのため、ストレスや生活習慣などを軽視すると、かなりひどい状態まで進行してしまうことも。

後天的な要因は、努力あるいは心構えでなんとでもなる分野です。

ストレスを感じない、喫煙しないなどすぐに始めることも多いので気になる人は今日からでも早速とりくんでみましょう。

【睡眠不足】

睡眠不足が自律神経のバランスを崩すことは広く知られています。

それによって血行が悪くなり、結果としてハゲの進行を助長してしまうのです。

また、寝ている間に分泌される成長ホルモンの分泌量が減ってしまうことも薄毛と深い関係にあります。

【血行不良】

血行不良には様々な原因があります。それには睡眠不足や喫煙も含まれます。

【ストレス】

日々の生活の中で私たちは様々なストレスを受けています。

ストレスは、血行不良を引き起こす原因です。

血行不良を起こさないように、日々ストレスをため込まないような考え方や、日頃からストレスを受け流す、あるいは発散する術を身につけておきたいものです。

【喫煙】

今では百害あって一利無しの悪者扱いのタバコですが、唯一あるとすればストレス解消でしょう。しかしそれも他にいくらでも手段があります。

たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮する作用があるため薄毛の進行を早めるとされているのです。

ハゲのことを真剣に考えるのであれば禁煙することも真剣に考えてみたいものです。

【皮脂過剰分泌】

体質的に脂性の人もいますので、頭皮の皮脂量は先天的な要因といわれることもありますが、ヘアケアの間違いや、食生活によって頭皮の皮脂過剰を引き起こし、抜毛や薄毛を誘発することも少なくありません。

【眼精疲労(VDT症候群)】

パソコンやスマホと生活している私たちは、常に眼精疲労のリスクがつきまといます。

たかが眼精疲労と考えてしまいがちですが、M字ハゲの進行を早める要因の一つであることは間違いありませんので解消する努力は惜しまないようにしましょう。適度な休憩などで克服できますので、軽視しないように注意してくださいね。