【M字ハゲ】改善支援サイト
※原因と予防・対策方法をご紹介します
M字ハゲはその名前の由来通り、左右のそり込み部分がアルファベットの「M」のように頭頂部に向かって後退していくタイプの薄毛です。
M字ハゲは、ハゲの中でも一番見栄えがして、人によってはとても格好よく見えるハゲとも言われています。しかし、ハゲであることには変わりなく、かなり多くの男性がこのM字ハゲに悩んでいるのが現状です。
そして、問題はM字ハゲは「通過点に過ぎない」ということ。
放っておくとどんどん進行して「M」だった生え際が全体的に禿げ上がってしまい、完全な薄毛にみえてしまいます。
このサイトでは、M字ハゲの原因や対策について詳しく解説していますので、ぜひM字ハゲの改善にお役立てください。
M字ハゲの特徴
【特徴.1】
見栄えが良い、ハゲの印象が薄い
つむじハゲやおでこハゲからみると、M字ハゲはまだ幸せなハゲ方と言われています。
というのも、自分の周りで禿げている人や、薄毛のお笑い芸人、タレントなどを思い浮かベて真っ先に出てくるのはおそらくM字ハゲではありませんよね。
つむじが薄くなるO型ハゲや、生え際全体が禿げ上がるU字ハゲは「ハゲ」のイメージが強いですが、M字ハゲは「ハゲ」の印象が薄いのです。
M字ハゲも「ハゲ」であることに変わりはありませんが、他の薄毛タイプの人から見ると羨ましいハゲ方と言えます。
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画像の男性はM字ハゲがかなり進行していますが、第一印象は「ハゲ」でしょうか?
- 笑顔の男性
- 坊主の男性
- 髭が長い男性
【特徴.2】
隠しやすい、バレにくい
M字ハゲは薄毛の範囲が狭いので、前髪を伸ばすことで薄毛を簡単に隠すことができます。
前髪がすべてなくなると髪を伸ばしても隠すことはできませんし、つむじハゲも同じで隠すことはできません。
M字ハゲは他の薄毛に比べて隠しやすいので、薄毛がバレにくいハゲ方と言えます。
強風や突然の雨など、M字部分が丸見えになってしまうことにさえ気を付ければ隠し通すことも可能です。
【特徴.3】
坊主が似合う
M字ハゲと坊主はとても相性が良いです。
隠さずにあえて見せることで男らしさと清潔感がアップして好感度が一気に急上昇なんてこともあり得ます。
髪型で迷っている人は坊主も選択肢に入れておくと良いかもしれませんね。
【特徴.4】
治りにくい
見た目では他の薄毛より良いことばかりのM字ハゲですが、残念ながら全薄毛タイプの中で一番治りにくいとされています。
進行するほど治りにくいため、今よりも進行する前に少しでも早く対策を始めることが大切です。
M字ハゲの原因
M字ハゲの原因はAGA(男性型脱毛症)です。
M字ハゲの原因としてよく見かけるストレス、睡眠不足、喫煙などは根本的な原因ではありません。あくまでもM字ハゲの進行を早めてしまう後天的な原因に過ぎません。
たとえ髪の毛が細くなったり抜け毛が増えたとしても、AGAにならない限りはM字部分だけが極端に薄くなるようなことはありません。
【原因.1】
AGA(男性型脱毛症)
AGAは「遺伝」と「強力な男性ホルモン(DHT)」が深く関係する脱毛症です。
健康な頭皮の場合は、髪の毛は長く伸び続けますがAGAになると長くなる前に髪の毛が抜けてしまうようになります。
髪の毛が伸びる期間は正常時で約5年間、AGAになると・・・なんと最短半年で抜けてしまうのです。
短期間で抜けるのはDHTが悪さをするから
何故AGAになると髪の成長期間が短縮してしまうのか?それにはDHTが深く関係しています。
髪の毛はヘアサイクルによって生えては抜けてを繰り返していて、髪の毛が伸びる期間を「成長期」、抜ける期間を「退行期」、次に生えるまでの準備期間を「休止期」と呼んでいます。
AGAになると、作られた「DHT」が、これから成長する髪の毛を強制的に「退行期」に移行して抜けるように働きかけてしまうのです。
そのため、成長期に入ったばかりの髪の毛が、わずかな期間で抜ける準備を始めてしまうのです。
AGAになるかどうかは、遺伝で決まる
AGAによってM字ハゲが進行するのは、
- 根本原因であるDHTが体内で生成されやすい体質
- 作られたDHTの影響を受けやすい体質(アンドロゲンレセプターの感受性が高い)
これらのどちらか、もしくは両方の体質を親から遺伝で受け継いでいるからなのです。
もちろん、必ず遺伝するわけではありませんが、両親ともに薄毛の家系の場合は、高確率で自分にもAGAになる遺伝子が受け継がれます。(DHTの影響の受けやすさは母親から遺伝、DHTの作られやすさは両親から優性遺伝します。)
詳しくはAGAのページの遺伝の項目で解説しています。
DHTをつくられないようにするための対策方法はありますが、DHTの影響を受けやすい体質の部分は親から受け継いだ遺伝子によって決められていますので、遺伝子操作でもしない限りはどうにかできるはずがありません。
そのため、現在の医学ではAGAを完治するのは不可能なのです。
M字ハゲを改善することは可能ですが・・
AGAを完治することはできなくても、AGAに有効な対策でM字ハゲを改善した人は大勢います。
しかし、つむじの髪の毛は増えたのに、M字部分には変化がないという方も少なくありません。
M字部分の髪を増やすには、他の部位よりも長い期間が必要なのですね。
さらに、M字ハゲは進行すればするほど改善が難しくなりますので、1日でも早くAGA対策をはじめて、根本的な原因を取り除くことがとても重要になります。
【原因.2】
その他の原因(AGA以外)
M字ハゲの先天的な原因は上で解説したとおりAGAです。
しかし、M字ハゲの進行に関係する原因が他にもあります。
- 頭皮の血行不良
- 頭皮環境の悪化(皮脂過剰)
- 睡眠不足
- 眼精疲労
等です。
これらは、「髪が生える力」に影響しますので、AGAによる薄毛の進行を後押ししてしまう要因です。
悪しき生活習慣や、乱れた食生活、不衛生な生活などを続けていると、「頭皮環境」や「頭皮の血行不良」によって抜け毛が増えたり、髪の毛が細くて弱々しくなってしまいます。
AGAになってからのハゲる早さが違うのは、人それぞれの生活スタイルも関係しているケースがあるのですね。
M字ハゲの進行について【写真あり】
つむじハゲと同時進行することも
生え際からハゲるか、つむじ(頭頂部)からハゲるかは人それぞれの体質で決まります。
しかし、そり込みの部分が後退する時期と、つむじの薄毛が進行するのは同時になることも少なくありません。
生え際ばかりに気を取られていると、つむじがスカスカになっていたなんてことにならないためにも、M字部分だけではなく頭頂部への注意も怠らないようにしなければいけません。
おでこハゲはM字ハゲの進行形
おでこハゲは前頭部から頭頂部にかけて生え際全体が薄くなってしまうハゲのことで、U字ハゲやA字ハゲと呼ばれることもあります。
薄毛の範囲がとても広いためM字ハゲよりも目立ちます。
おでこハゲとM字ハゲは区別されることが多いのですが、個々の体質によってどちらかに分かれてしまうだけで、原因は同じです。
おでこハゲの人は、M字も同時に進行しているのですが、そり込み部分が薄いことよりも、生え際全体が後退しているのが目立ちすぎているため、M字ハゲと区別されているのです。
M字部分だけが薄い人も、年月が経つにつれて生え際全体が後退して、おでこが広くなっていくことも珍しくありません。
最終的形態はツルッパゲ!?
自分はまだ軽いM字ハゲだから大丈夫と油断していてはいけません。
いきなり重度のM字ハゲになる人なんて一人もいません。
初期段階をスルーしたり、間違った対策をしたためにM字ハゲが進行して手遅れになっている人も多いのですね。
M字ハゲの原因はAGAですので、何もせずに進行が止まることは絶対にあり得ないのです。
体質によって剃り込み部分から薄くなっているだけですので、年月が経つにつれて生え際全体が薄くなって、つむじも薄くなっていきます。
どこから薄毛が始まるかの違いだけで、最終的にはみんな同じツルッパゲになる可能性があります。
下の図は「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれ、AGAの進行の指標とされている分類表です。
頭頂部、生え際、前頭部のどこから薄毛が進行しても、最後にはⅦまで進行してしまうことが分かります。
M字ハゲの進行画像
20~50歳男性に生え際の写真を撮ってもらいました。
実際の写真を見ると、M字ハゲの進行度合いがよく分かります。
M字ハゲ進行前
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ヒョロさん 33歳 男性
生え際全体がしっかりしていてM字ハゲは進行していませんね。M字部分の髪の毛が太くてしっかりしている間は安心です。 -
前田さん 50歳 男性
生え際に白髪が目立っていますが、剃り込み部分はしっかり毛が残っています。50歳でこれだけの毛量ですので、今後も薄毛とは無縁かもしれません。
M字ハゲ初期
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いんちゃんさん 26歳 男性
剃り込み部分の毛量が少しづつ減っていますので、M字ハゲが進行しています。この段階はまだ初期ですので、対策すれば進行を止めることができます。 -
MMさん 28歳 男性
もともとおでこが広いタイプに見受けられますが、サイドの生え際が後退しつつあります。まだ太い毛が多く残っているのでM字ハゲの初期段階と言えます。 -
TAITOさん 22歳 男性
M字ハゲの進行が始まっていますが、短いヘアスタイルでM字部分の薄毛が目立ちにくくなっています。清潔感もあり、うまくカバーできていますね。
M字ハゲ中期
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ケロスケさん 26歳 男性
M字ハゲ部分の後退が目立ち始めています。生え際全体に軟毛が目立ちますので、このあたりで手を打たなければ改善が難しくなります。 -
ゆーとさん 22歳 男性
剃り込み部分に軟毛が目立ちますのでAGAの進行が進んでいることが分かります。産毛のように細い髪の毛も目立ちはじめています。
M字ハゲ後期
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ラジーさん 32歳 男性
剃り込み部分が大きく食い込んでいるのが分かります。横から見て耳のラインまでM字ハゲが食い込むのはかなり重度のM字ハゲです。 -
たけおさん 33歳 男性
生え際中心部の薄毛も同時に進行しているため一見M字ハゲには見えませんが、剃り込み部分はかなり薄毛が進行しています。AGAが発症してからかなりの年月が経過していると思われます。 -
mamaさん 32歳 男性
M字部分の毛が産毛になってしまったために、ツルツルで毛が生えていないように見えます。産毛化した毛髪をもとの太さまで復活するのは難しいので、まずはこれ以上進行させないようにAGA対策に取り組むしかありません。
M字ハゲ末期
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ふじおさん 49歳 男性
M字ハゲが最終段階まで進行して、生え際、頭頂部のすべての髪の毛が軟毛や産毛になっています。長い年月を放置するとここまで進行してしまうことも充分あり得ます。 -
はるぞう 50歳 男性
生え際全体が大きく後退して産毛ばかりになっています。ここからの改善はAGA治療でも難しいです。
M字ハゲの対策
M字ハゲを回復するために日々何かしらの対策を実践している人は多いと思います。
しかし、生活習慣の改善や、育毛シャンプー、市販の育毛剤などではまず治ることはありません。
M字ハゲの原因がAGAである以上、AGAに効果的な対策が必須です。
間違った対策をしている人は、この機会にAGAに有効な対策に切り替えましょう。
DHTを作らせないようにする対策だけが有効
上のAGAの項目でも説明したとおり、
DHTの影響を受けやすい遺伝子を持って生まれた場合は、その遺伝子をどうすることもでないためM字ハゲになる運命を受け入れるしかありません。
しかし、自分がハゲていくのをただ黙って見ている訳にはいきませんよね。
M字ハゲを進行させないようにやるべきことはただ1つ。
DHTを作らせないことです。
そもそもDHTが作られなければ、DHTの影響を受けやすい体質でもM字ハゲは進行しません。
それでは、DHTを作らせないようにする対策を2つご紹介します。
【AGA対策法.1】
AGA治療薬
AGA治療薬は、DHTの生成を抑制するための薬です。
主成分の「フィナステリド」や「デュタステリド」が、DHTをつくるのに深く関係する「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素の働きを抑制することで、間接的にDHTの生成を抑制します。
乱れたヘアサイクルを正常な状態に戻すことができますので、M字ハゲの進行をストップさせることが可能です。
AGA治療薬の効果はとても高く、実際に使用した方の約8割以上がM字ハゲの進行が止まり、薄毛が改善しています。
ただし、完治ではなく、あくまでも一時的にAGAの進行を止めているだけですので、服用をやめると再びM字ハゲは進行してしまいます。
飲み続けることで、半永久的に効果が持続します。
副作用のリスクがある
どんな薬でも副作用のリスクはつきものです。
AGA治療薬も例外ではなく、精力減退や勃起障害、胃の不快感をはじめとした副作用のリスクがあります。
副作用の確率は、わずか5%ほどですが、中には肝機能障害などの重篤な副作用も含まれていますので、使用には細心の注意が必要です。
他にも注意点が多い
- 治療薬は20歳以上でなければ服用できない
- 服用後は3ヶ月~半年献血出来ない
- 妊娠中の女性がいる場合は胎児に影響が出る可能性がある
DHTには、筋肉の増大や骨格の発達など、成長に関係する作用もありますので、未成年は服用することができません。
フィナステリドの服用をやめても3ヶ月間は献血ができません。
デュタステリドは半年間献血ができません。
妊娠中の女性がフィナステリドの粉末を吸い込むと、胎児の生殖器に悪影響が出ることがあります。また、触れてもいけませんので、絶対に触れないように細心の注意を払わなければいけません。
治療薬は必ず病院やクリニックで
AGA治療薬は、病院やクリニックで医師の診断を受けてから処方して貰うのが安心です。
最近は、個人輸入代行を利用して外国製のフィナステリドを入手する人が増えているようですが、個人輸入は粗悪品のリスクが高く健康被害の心配があるため、厚生労働省も注意を促しています。
医薬品等の個人輸入については、通常、メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます。
そうした外国製品によって不利益を被るのは、それを購入・使用するあなた自身や、あなたの家族であることに留意して下さい。 特に、医薬品の個人輸入を考えている方には、自分ひとりで判断せずに、家族の方などと話し合い、また、お住まいの地域の医師、薬剤師等の専門家に相談されることをお勧めします。
費用を抑えるために個人輸入を利用するのは危険です。
病院やクリニックでは、血液検査で健康状態を確認したあとで「正規品の治療薬」を処方してくれますので、後悔しないためにもしっかりと病院で診察を受けましょう。
【AGA対策法.2】
AGAに有効な育毛剤
最近では、AGAに有効な成分が配合された育毛剤も増えてはいますが、進行したM字ハゲを治すほどのチカラはありません。
AGA育毛剤の最大のメリットは、副作用がないところです。
副作用の心配がなくDHTを抑制する効果が期待できますので、利用者が年々増加しています。
M字ハゲの対策【まとめ】
M字ハゲを治すためにできることは、今のところ上でご紹介した、
- AGA治療薬
- AGA育毛剤
しかありません。
では、どちらを優先するべきなのか?となるのですが、効果が高いのは断然AGA治療薬です。
ある程度進行したM字ハゲを治すためには、薬を飲んで体内からDHTの生成を抑制するのが一番効果的なのですね。
AGA育毛剤は、まだ年齢が若くて薬の服用ができない人や、副作用が心配な人におすすめです。妊娠中、または子作り中のパートナーがいる人も、薬の服用は危険ですのでAGA育毛剤を使いましょう。
どちらも一長一短がありますので、しっかりと吟味して自分に合っている方を使いましょう。
もちろん、併用することで相乗効果が期待できますので、両方使うのがM字ハゲを改善する最適の手段になります。
■AGA治療薬
- 副作用がある
- AGAに最も高い効果
- 病院・クリニックで処方
- 薬によっては高額
- 医師の診断が必要
■AGA育毛剤
- 副作用がない
- AGA治療薬より効果が劣る
- 自宅で気楽にAGA対策できる
- 薬よりも安価
- 通販で買えるのでお手軽